模擬試験を終えて

模擬試験の取捨選択に書いたとおり、模擬試験最良コースは
MECプレ模試(5年〜6年の春休み)
→TECOM1(夏休み)
→TECOM2(11月末〜12月初めゴロ)
→TECOM3(1月中旬)
→TECOM4(2月初旬)
だと思うのです。うには、これに加えMEC1(10月中旬)を受けてしまいましたが。

  • MECプレ模試(5年〜6年の春休み)
    まず殆どの学生がまだ本格的な勉強を始めていなかった時期の、メジャー&産婦・小児限定簡単な問題200題。「模試の雰囲気を味わう」事、そして「自分の位置を知ること」です。
    受験人数は少なく、「今の時期これを受けようと思う人」というバイアスが既に掛かっているとは思いますが、この結果を見て「焦らず勉強しよう」と思ったり(うに)、「真面目にやんなきゃマジ落ちる」と思ったり(現在偏差値70代後半の某)するわけです。安心して国試に臨む為のペースを決める上ではとても役立つ模試でした。
  • TECOM1(夏休み)
    まだ夏ですし、国試より相当簡単。当たり前だけど夏休みの過ごし方を直で反映。マイナーは殆どの人はできなくて、想像ですが公衆衛生なんてこの時期やってる人は国浪ぐらいじゃないかと。まぁ「メジャー(&産婦・小児)」で殆どの人は勝負してたでしょう。
    そしてこの模試の偏差値は結構その後の予後規定因子となる噂があります(笑)。この模試で偏差値55を越えているとほぼ100%合格、とのこと。
    今思うと解る気がします。基本的な問題が夏休み終了時点でこなせる様になっている、ということは、「勉強の仕方があっている」ということです。やたらと勉強時間だけかけて深く深くはまりこんでも、「殆どが簡単な問題で構成される国試」では効率的でなく、「得点率の悪い問題は得点率の高い試行問題とチェンジする」と"噂"される国試では所詮無意味。やはり「皆が知っている事を知っている」が大切なのです。この模試で出題される問題に「マニアック」はありえません。そして、勉強が進んでいくに従って復習は無意味になっていくほどの「簡単な問題」の寄せ集めです。(もちろん模試の時期としては簡単じゃないですよ)
  • MEC1(10月中旬)
    卒業試験の途中でした。もう終わった科目とまだ終わっていない科目に差がついていて、勉強をするとできるんだなぁ、という「当たり前」の事をとても実感。学校平均にも反映。これを「やっぱやればできるんじゃん!」と友達と喜び合う事、こんな当たり前のことが勉強のやる気に繋がっていきます。
    この模試で初めて「国試のスケジュール」で受けました。殆どの科目で時間的に余裕があることが解り(うにはG問題が一番時間的余裕がない、それでも軽めの見直し1回はできる程度)、TECOM1は夏休み中だった為自宅受験だったのです。
    MECの模試は悪問が多い、と言われます。しかし当然「TECOMの模試がいい人はMECもいい」です。国試でも悪問は出ますので、「いかに出題者の真意を見抜くか」の充分すぎる練習がしたい方は是非受けてみて下さい(笑)。
  • TECOM2(11月末〜12月初めゴロ)
    結構難しいです。国試本番よりやや難しいと思います。(TECOMの説明では国試レベルと書いてありましたが嘘だと思います)
    うにの学校では卒業試験が丁度終わった頃でした。終わって1週間程無為に過ごした後ですけど。ということで、終わったばかりの「公衆衛生」最強、みたいな……(笑)。「やっぱり公衆衛生は直前暗記でいける科目なんだな」とわかるわけです。クリスマス頃結果がくるので、お正月をいかに過ごすか考えてみて下さいな。
  • TECOM3(1月中旬)
    これも国試よりやや難しいが、TECOM2よりは簡単。実は卒業試験が終わってから一日平均勉強時間2時間程度のうに。明らかに「学ぶ量<忘れる量」の不等号がなりたっていますが、それでもTECOM2より得点率はやや上昇(偏差値はやや落ち)なので間違いないと思います。余談ですが、合格点に到達してからの勉強量を減らしたい方は、丸暗記は控えて最初から病態生理中心の勉強にしてくださいね。
  • TECOM4(2月初旬)
    TECOM3と同程度の難易度だと思いました。(得点率TECOM2<TECOM4<TECOM3)例年TECOM4は簡単、ということですが(受験生に余計な焦りを与えない為)今年はデキがいいので例年より難しくした、という噂。
    数ヶ月間まるっきり勉強不足のうににとって、とても復習のしがいがある模試でした(笑)。「知識の確認」「病態生理の確認」を適格にしてくる良模試だと感じました。
    さて、結果は今月下旬。その頃この日記を書き直しますネ。