メール …必修問題風味☆

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意味無く友達にメールしたら変な会話(?)に発展したのでご報告を。

回答者(Sさん)
月火熱発して今日から勉強復帰だよ。直前じゃなくてよかった。うにも風邪にはご注意よ。

出題者(うに)
インフルエンザでゎなかったのネ?うにゎまた引きこもってて病原体との接触無!免疫↓してそー(-_-;;

回答者(Sさん)
なんだかわからんのだが、24時間で解熱。マックス38度、関節痛無し、他の症状も全くなし。インフルエンザではなさそうだけど、何だべ?ワクチン効果?免疫強すぎ?
貴科的御高診を。

出題者(うに)
当科的鑑別診断
問.この症例において適切なのはどれか
a.弛張熱が考えられ、国試前の解離性遁走を考慮に入れパスポートの持参を求める。
b.「そんな病気ありませんよ。体温計壊れてるんじゃないですか?」と患者を叱責する。
c.「国試直前や当日に同じ事が起こるのではないかと心配なのですね」と共感的態度を示す。
d.いわゆる「知恵熱」である可能性も否定しきれない。
e.患者は野菜よりも肉が好きであり鳥インフルエンザが最も疑わしい。

回答者(Sさん)
△a.国試前の解離性遁走の可能性も否定できない。ちなみに患者にヒステリーの既往はない。
×b.叱責してはいけない。Don't。
○c.共感的態度は重要。
○d.いわゆる「知恵熱」の可能性も否定しきれない。25歳ではあるが。。。
△e.患者は前日にチキンのトマト煮を摂取しており、鳥インフルエンザも考えられる。しかし時期的に、また厚労省的にも×。

出題者(うに)
解答:d
解説:
×a.確かに国試前の解離性遁走の可能性も否定できないが、解離状態渡航、帰国、帰宅し全く気づかず日常生活に戻ることは考えがたい。患者医師関係を損なう恐れがある。
×b.叱責してはいけない。禁忌。
△〜×c.共感的態度は重要であるが患者は「国試直前でなくてよかった」という主旨の発言をしており、特に心配していない。「また同じ事が起こるかも知れません」という意味に取られ不安を与えては本末転倒である。
○d.否定しきれない。25歳であるが現に筆者は毎年2回知恵熱を出している。
×e.現在鳥インフルエンザの経口感染はないとされている。特に若鶏のトマト煮は加熱調理されており、ウィルスは死滅するであろう。少なくとも「最も」考えられるとはいえない。