ワタクシの自由意志

今年の1年目の研修医(研修医義務化第一期生)は、原則としてクジゴジです。ワタクシが17時に帰りたいと言ったなら、誰も止める権利はありません。
研修医は、当直をしたら翌日はお休みだそうです。当直を朝までちゃんとこなし翌々日元気に出勤できるのならば、翌日ディズニーランドでハッスルしてもよいのです。
とはいえ、研修担当の先生(いわゆる"指導医"ではなく、その科の研修をまとめる先生)がいうには、「まぁ、上の先生は、ソウイウ目で見るけどね」とのこと。まぁこんなことは当の昔から知った話ですが。
さて、誰かクジゴジを貫き通す勇気はあるでしょうか(藁。今同じ科を回っている面子を見る限り、ひとりも見当たりませんけど。
前述の「研修担当の先生」曰く、こうです。
担当患者さんの顔を朝昼晩見に行き、当然顔だけ見て帰るわけではなく、問診、雑談、頭の先から足の先まで身体所見を取り、他の患者さんの状態も把握、興味のある患者さんには担当の患者さんと同じように会いに行ったりして、その他雑務をこなし、カルテは基本的に17:00になってから書き出す。書き終わるころには9時か10時にはなっているハズ。
持つ患者さんの数から割り出すと、ひとりのカルテを2時間書いてろと?(藁
しかし、本当は、彼の意見に同意です。うちの病院は、担当患者さんの数をこなす病院ではなく、少ない患者さんをコアに診ながら、他の患者さんは他の先生が診ているのを見て学んでいくわけです。本当に最小限のデューティーは「担当患者さんを診る」ことなわけですが、それだけやっていたらたくさんの症例数を抱える他の病院で研修をしている人たちとの2年後の力の差は歴然なわけで。
「担当症例が少ないから楽」と考えずに「担当症例が少ないから勉強する時間が取れる」と考えるしかないでしょう。
こうなってくると、カルテとは患者さんのためであり医療訴訟の武器であり(藁、何より一番の自分の勉強道具ですね。

超関係ないけど、院内PHSを貰ってちょっと嬉しい。しかし私には見える。1週間後には、PHSの呼び出し音におびえている姿が。