医師国家試験復元アルバイト

下田のいるかたん。

ということで、忘れてたネタですが今更書きます。
第95回医師国家試験から、医師国試の問題が回収される様になりました。問題や画像には受験番号と名前を書いて回収、確認後解散となるので、こっそりと持ち帰るのはまず無理です。
となると、本屋さんで売っている第95回以降の国試の過去問解説集(参考ページ)は誰が書いているのでしょう?
実はあれは、受験生が予め出版社と契約して「アルバイト」として問題を覚え、出版社にその情報を売っているのです。
うにはメディックメディアに申し込み、バイトをしていました。申し込みは秋から冬位だったでしょうか。まぁHPに載るので、稼ぎたい人はその頃チェックしてみてください。
どの位稼げるのか、というと、それはもう本人の努力次第。ガイドラインが変わって時間割が変わると総計はわかりませんが、うに達(第98回)の場合は
A問題-臨床、B問題-臨床、C問題-臨床、D問題-臨床、E問題-一般(必修)、F問題-臨床(必修)、G問題-一般、H問題-一般、I問題-臨床
だったわけです。臨床問題では、C問題は長文だし、他の臨床問題には長文が混ざっています。予めメディックメディアから割り当てられた自分の番号から、自分の担当の問題がそれぞれわかります。G問題とH問題は問題数が多いので一人2問担当しますが、他は一人1問ずつです。

  • 一般問題 問題文が500円、選択肢一つにつき500円ずつ(完全復元で3000円)
  • 臨床問題 問題文が2500円、選択肢一つにつき500円ずつ(完全復元で5000円)
  • 長文問題 症例文が4500円、問題文が1000円、選択肢一つにつき500円ずつ(完全復元で8000円)

となります。不完全な復元でもそれなりにお金は貰えます。臨床問題で長文問題が自分の担当になった場合なんかは、最大で合計51000円稼げました。(うには最大で48000円でした。)あとは国試に関するアンケートに答えると無条件で1000円貰えます。ということで、国試中に52000円稼ぐことが可能なのです!
とはいえ、その為には勿論、限られた試験時間を削って「試験問題を覚える」作業が必要。とはいえ、時間自体は余るのです。それは国試を受ける前から殆どの人が知っています。ということで本当に必要なのは「心の余裕」です。「時間は余るけどいやー自信ないわー」というのがバイトをしない人の大方の意見です。
うには割と国試に対してなめた姿勢で臨んでいたので、「時間余るならできるでしょー」と思い申し込んだのです。もちろん、当日余裕がなかったらやらなくても罰則は一切ありませんので、いざとなったらバッくれようと思って。
まぁ国試なんてのは始まってみれば緊張は解け(※個人差大)、いくら考えてもわからない問題はわからないし、「もういいや!考えても無駄!覚えよう!」と頭を切り換えてバイトに励みました。
ということで、要するに、4月27日にそのバイト代が振り込まれたのです。うふ。満額49000円(アンケート込)-源泉徴収10%で44100円振り込まれていました。うふ。新年度の飲み代に充てます。

春休みにメディックメディアでバイトをしていた友達がいて(ちなみに国試後の人のバイト代は時給1500円〜だそうです。暇な方はゼヒ!)、この全国のバイト君から送られてきた復元シートを仕分ける作業などをしていたそうです。一つの問題を5〜6人が復元しているのですが、まぁ一番よく復元できてる物を一番上に置いて、皆のを見比べながら精度の高い復元をしていくのです。私の復元シートはどれも一番上だった、と友達は言っていました。うふっ。そうでしょうそうでしょう、一字一句見逃さずに復元しましたもの。
ということで、国試当日心の余裕がありそうな方にオススメなバイトのお話でした。申し込むだけならタダなので、余裕がなさそうな人も申し込んでもよいでしょう。